チェックポイント

ポンプ設置上のチェックポイント
据付前のチェック
  1. 運送中の破損はないか。
  2. checkpoint:銘板 指定の型式・吐出量・周波数であるか。
  3. ゆがみ、ガタツキはないか。
  4. 付属部品はそろっているか。
  5. 取扱説明書の確認。
据付時のチェック
  1. checkpoint:運搬・移設 運搬・移設の際は、
    ポンプ及びキャブタイヤケーブル等に
    衝撃を与えないで下さい。
  2. ポンプの揚げ降ろしは、ロープかチェーンを掛けて行い、
    絶対に直接キャブタイヤケーブルを引っ張らないで下さい。
〔設備用ポンプの場合〕
  1. checkpoint:設置A 基礎部はポンプ質量に十分耐えられる様に
    コンクリートの厚みを考慮して下さい。
  2. コンクリートが十分硬化しているか確認して下さい。
  3. 槽内を清掃し、コンクリートかすや木片などを
    除去して下さい。
  4. 電源の近くにポンプを設置して下さい。
  5. 流入口附近への設置はさけて下さい。
  6. 着脱装置を取り付け、ポンプの保守・点検が
    容易にできる様にして下さい。
  7. checkpoint:設置B 槽底部の地盤が弱い場合は、
    ブロック等を敷いて下さい。
  8. 固形物や浮遊物がポンプの能力以上に多い場合は、
    流入口にスクリーンを設置して下さい。
  9. 土砂の流入が多い場合は、別に沈砂池を設けて下さい。
  10. 硬化性油脂などの多量の流入がある場合は、
    グリーストラップを設けて下さい。
〔工事用ポンプの場合〕
  1. 地盤が弱い場合は栗石や板を敷くなどして、
    ポンプの埋没を防いで下さい。
  2. 板枠やむしろなどで釜場を作り、
    土砂の直接流入を防いで下さい。

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配管上のチェックポイント
  1. checkpoint:配管A 配管はなるべく曲がりを少なくし、
    直線で施工して下さい。

  2. checkpoint:配管B 配管の太さは一定にし、
    途中で絞る事はさけて下さい。

  3. 吐出口パイプの先端が排水溝の水中につからない様にして下さい。
    checkpoint:配管C ※ 先端が水中に入っている場合、ポンプが揚水を停止した際、
      サイホン現象で水が逆流し、溝の中にある異物が吸い込まれ、
      配管やケーシング内につまり、揚水不能となる場合があります。
      あらかじめ、逆止弁(チャッキバルブ:check valve)を取り付けて下さい。
  4. 2台以上のポンプで並列運転、または、交互運転する場合に、
    途中で配管を一本にまとめる際は、必ず1台ずつに逆止弁を取り付けて下さい。
    また、一本にまとめた配管は損失水頭を考慮して太めのパイプを使用して下さい。
  5. checkpoint:配管D 配管荷重がポンプにかからない様に、配管をしっかり固定して下さい。
  6. パイプが容易に取り外しができる様に、配管して下さい。

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電気系統のチェックポイント
  1. 保守・点検時などポンプに触れる場合は、
    事前に必ず電源を切って下さい。
  2. checkpoint:配線 キャブタイヤケーブルは、
    結線部分が必ず槽外になるよう配線して下さい。
    槽内結線は絶対にさけて下さい。
    漏電の原因になります。
  3. キャブタイヤケーブルの先端を水につけないで下さい。
  4. キャブタイヤケーブルをコンクリート内に埋めないで下さい。
  5. ポンプの保守・点検が容易に行える様に、ケーブルの長さを考慮して下さい。
  6. 電源には、モーター焼損防止の見地からも、適正なヒューズ及び
    モーターブレーカー、ノーヒューズブレーカーなどを使用して下さい。
  7. 電源電圧が、ポンプ定格電圧にあっているか確認して下さい。
  8. checkpoint:周波数 電源電圧の周波数と、水中ポンプの銘板の表示(定格周波数)が
    一致しているか確認して下さい。
    ※ 60Hz用を50Hzに使うと規定の性能が出ません。
      また、50Hz用を60Hzに使うと過負荷になる恐れがあります。
  9. 羽根車(インペラー)の回転方向は、時計回りが正回転です。
    羽根車が正回転かどうかは、ポンプ本体の反動方向で見分けます。
    checkpoint:回転方向 電源を入れた時、羽根車の回転と逆方向に回転しようとします。
    ポンプ本体を真上から見て、反時計回りだと正常です。
    ※ 回転方向↔反動方向は、銘板に表示しています。
    ※ 逆回転(ポンプ本体が時計回り)している場合、
      3相の内、2相を入れ替えて接続し直すと正回転になります。
  10. 液面検出器(レベルスイッチ、レベルセンサーなど)は、
    使用水質や操作条件に適した信頼性が高いものを選んで下さい。
  11. モーター保護装置が作動した場合には、必ず原因を除去してから再始動して下さい。
  12. アース線(キャブタイヤケーブル内の緑色線)は、必ず接地して下さい。
  13. 設備用、工事用ポンプを問わず、漏電遮断器を必ず使用して下さい。

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ポンプ運転上のチェックポイント
  1. 槽内の清掃を必ず行って下さい。
  2. 試運転を必ず行い、特に次の点に注意して下さい。
    1. 回転方向は、銘板に表示されている通りか。
    2. 負荷電流・電源電圧は正常か。
    3. 規定の水量が出ているか。
    4. アースをはじめ、安全対策は万全か。
    5. 自動運転の場合、自動制御装置は正確に作動しているか。
    6. ポンプ部、モーター部からの異音(異常音や振動音)はないか。
    7. ポンプが堆積物などによって埋もれていないか。
  3. 長時間の空転は、絶対にさけて下さい。
  4. 運転間隔と運転時間を十分に考慮して下さい。
  5. バルブの締切り運転はさけて下さい。

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自動交互運転内蔵型のチェックポイント
  1. checkpoint:自動交互A 各ポンプに装着されている
    液面検出器(レベルスイッチ)は、
    位置関係が自動交互運転するのに大切です。

    checkpoint:自動交互B 1号ポンプと2号ポンプの設置高さに差異をつけたり、
    液面検出位置をむやみに変更する事はさけて下さい。

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ポンプ保守点検時のポイント
安全確保
  1. 保守点検、修理の際には必ず、
    電源を切ってから作業してください。
  2. 長時間使用しない場合や停電時も、電源を切り、
    再度電源投入する際は、事前の安全確保に十分配慮ください。
水の状態
  1. 液面の異常上昇はないか。
  2. 悪臭が出ていないか。
  3. ポンプ能力以上の浮遊物はないか。
水槽とポンプの
稼働状態
  1. 電流計の数値は正常か。
  2. 圧力計の指度は適正範囲内か。
  3. 異常音や振動音が出ていないか。
  4. 液面検出器(レベルスイッチ)の動作に支障となる様な
    堆積物や付着物はないか。
配管系統
  1. 配管は確実に接続されているか。
  2. ポンプは垂直に正しい姿勢で設置されているか。
ポンプまわり
  1. 羽根車(インペラー)の摩耗・破損はないか。
  2. ポンプが異常に腐食したり、損傷していないか。
  3. ストレーナーに異物が付着していないか。
  4. ポンプ周囲に堆積物はないか。
電気系統
  1. モーターの絶縁抵抗は10MΩ以上あるか。
  2. キャブタイヤケーブルに傷やゆるみはないか。
  3. 自動制御盤の各機能は正常か。
  4. 液面検出器(レベルスイッチ)に異常はないか。

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スクリーン設置上のチェックポイント
据付前のチェック
  1. 運送中の破損はないか。
  2. 指定の型式であるか。
  3. ゆがみ、ガタツキはないか。
  4. 付属部品はそろっているか。
  5. 取扱説明書の確認。
据付時のチェック
  1. 一時冠水型のモーターを使用しています。
    モーターが冠水しない位置に据え付けてください。
  2. 保守点検の際、移動しやすい位置に据え付けてください。
  3. スクリーン前の水流の乱れが激しい場合は、
    整流板等を設けて乱れを少なくしてください。
  4. 砂・石等の混入は、各部の早期摩耗及び故障・寿命低下、
    処理能力低下の原因となりますので、
    原水側に沈砂池・沈砂槽を設けてください。
起動前の点検
  1. スクリーンバー レーキフィンガーの刃と刃の間に、
    スクリーンバーが一本ずつ
    正しく入っていることを確認してください。
    ※ バーが重なっている場合は、
      バーを軽く持ち上げて修正してください。
起動時の点検
  1. 逆回転は避けてください。
    レーキ部・スクリーンバー等の破損の恐れがあります。
  2. レーキフィンガー 一瞬だけ通電(スイッチをON)させ試運転し、
    回転方向がシールの表示通りか確認してください。
     
    1)逆回転している場合、逆相結線になっています。
      赤・白の配線を入れ替えて、結線してください。
    2)正回転している場合は、そのまましばらく運転し、
      レーキフィンガーがスクリーンバーの間を
      滑らかに抜けることを確認してください。
     
    通水し、運転状況を確認してください。
    試運転中に、停滞していたゴミが大量に流れてきましたら、
    手作業でゴミを除去してください。

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スクリーン保守点検時のポイント
安全確保
  1. 保守点検、修理の際には必ず、
    電源を切ってから作業してください。
  2. 長時間使用しない場合や停電時も、電源を切り、
    再度電源投入する際は、事前の安全確保に十分配慮ください。
  3. 濡れた手で、電源スイッチの操作や、
    電源コード・ケーブルの抜き差しは
    絶対にしないでください。
    感電の恐れがあり、非常に危険です。
  4. レーキフィンガー 運転中及び停止直後は、モーターが高温の場合があります。
    直接手などでふれないでください。
稼働状態
  1. 異常音や振動音が出ていないか。
スクリーンまわり
  1. 動作に支障となる様な堆積物や付着物(ゴミ詰まり等)はないか。
  2. 冠水した形跡がないか。
  3. シャーピンの折れがないか。
電気系統
  1. モーターの絶縁抵抗は20MΩ以上あるか。
  2. キャブタイヤケーブルに傷やゆるみはないか。

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