チェックポイント

1. ポンプ設置上のポイント

2. 配管上のポイント

3. 電気系統のポイント

4.ポンプ運転上のポイント

  • 槽内の清掃を必ず行って下さい。
  • 試運転を必ず行い、特に次の点に注意して下さい。
    1. 回転方向は、銘板に表示されている通りか。
    2. 負荷電流・電源電圧は正常か。
    3. 規定の水量が出ているか。
    4. アースをはじめ、安全対策は万全か。
    5. 自動運転の場合、自動制御装置は正確に作動しているか。
    6. ポンプ部、モーター部からの異音(異常音や振動音)はないか。
    7. ポンプが堆積物などによって埋もれていないか。
  • 長時間の空転は、絶対にさけて下さい。
  • 運転間隔と運転時間を十分に考慮して下さい。
  • バルブの締切り運転はさけて下さい。

5. 自動運転装置内蔵型

6. ポンプ保守点検時のポイント

  • 6-A. 安全確保
  • 保守点検、修理の際には必ず、電源を切ってから作業してください。
  • 長時間使用しない場合や停電時も、電源を切り、再度電源投入する際は、事前の安全確保に十分配慮ください。
  • 6-B. 水の状態
  • 液面の異常上昇はないか。
  • 悪臭が出ていないか。
  • ポンプ能力以上の浮遊物はないか。
  • 6-C. 水槽とポンプの稼働状態
  • 電流計の数値は正常か。
  • 圧力計の指度は適正範囲内か。
  • 異常音や振動音が出ていないか。
  • 液面検出器(レベルスイッチ)の動作に支障となる様な堆積物や付着物はないか。
  • 6-D. 配管系統
  • 配管は確実に接続されているか。
  • ポンプは垂直に正しい姿勢で設置されているか。
  • 6-E. ポンプまわり
  • 羽根車(インペラー)の摩耗・破損はないか。
  • ポンプが異常に腐食したり、損傷していないか。
  • ストレーナーに異物が付着していないか。
  • ポンプ周囲に堆積物はないか。
  • 6-F. 電気系統
  • モーターの絶縁抵抗は10MΩ以上あるか。
  • キャブタイヤケーブルに傷やゆるみはないか。
  • 自動制御盤の各機能は正常か。
  • 液面検出器(レベルスイッチ)に異常はないか。

7. スクリーン設置上のポイント

  • 7-A. 据付前のチェック
  • 運送中の破損はないか。
  • 指定の型式であるか。
  • ゆがみ、ガタツキはないか。
  • 付属部品はそろっているか。
  • 取扱説明書の確認。
  • 7-B. 据付時のチェック
  • 一時冠水型のモーターを使用しています。
    モーターが冠水しない位置に据え付けてください。
  • 保守点検の際、移動しやすい位置に据え付けてください。
  • スクリーン前の水流の乱れが激しい場合は、整流板等を設けて乱れを少なくしてください。
  • 砂・石等の混入は、各部の早期摩耗及び故障・寿命低下、処理能力低下の原因となりますので、原水側に沈砂池・沈砂槽を設けてください。
  • 7-C. 起動前の点検
  • レーキフィンガーの刃と刃の間に、スクリーンバーが一本ずつ正しく入っていることを確認してください。

  • バーが重なっている場合は、バーを軽く持ち上げて修正してください。
  • 7-D. 起動時の点検
  • 逆回転は避けてください。
    レーキ部・スクリーンバー等の破損の恐れがあります。
  • 一瞬だけ通電(スイッチをON)させ試運転し、回転方向がシールの表示通りか確認してください。

  • 逆回転している場合は、逆相結線になっています。
    赤・白の配線を入れ替えて、結線してください。
  • 正回転している場合は、そのまましばらく運転し、レーキフィンガーがスクリーンバーの間を滑らかに抜けることを確認してください。
  • 通水し、運転状況を確認してください。
    試運転中に、停滞していたゴミが大量に流れてきましたら、手作業でゴミを除去してください。

8. スクリーン保守点検時のポイント

  • 8-A. 安全確保
  • 保守点検、修理の際には必ず、電源を切ってから作業してください。
  • 長時間使用しない場合や停電時も、電源を切り、再度電源投入する際は、事前の安全確保に十分配慮ください。
  • ねれた手で、電源スイッチの操作や、電源コード・ケーブルの抜き差しは絶対にしないでください。
    感電の恐れがあり、非常に危険です。
  • 運転中及び停止直後は、モーターが高温の場合があります。
    直接手などでふれないでください。

  • 8-B. 稼働状態
  • 異常音や振動音が出ていないか。
  • 8-C. スクリーンまわり
  • 動作に支障となる様な堆積物や付着物(ゴミ詰まり等)はないか。
  • 冠水した形跡がないか。
  • シャーピンの折れがないか。
  • 8-D.電気系統
  • モーターの絶縁抵抗は20MΩ以上あるか。
  • キャブタイヤケーブルに傷やゆるみはないか。