01.キャブタイヤケーブル
- » キャブタイヤケーブルの水切構造 «
- キャブタイヤケーブルの心線は、電線をより合わせてありますので、途中でケーブル外被が破れたり、ケーブル先端が水につかると、心線のわずかなすき間を伝って水がモーター内へ浸入します。(毛細管現象)
- そこで、図の様に心線の一部の被覆をはぎとり、すき間をシールし、モーター内への浸水を防止します。
02.モーター保護装置1
- » モーター保護装置 «
- » サーマルプロテクター(動作温度:115℃±5℃)
» 7.5kW迄の小・中容量ポンプに採用
- サーマルプロテクターは、モータースター結線の中性点に接続してあります。
モーターへの過電流による発熱や、モーターの異常な発熱時に温度を感知し、ディスクバイメタルがそり返ることにより、回路を遮断しモーターを保護します。
尚、温度が下がると自動復帰します。
- » 電気コタツ等に利用されるサーモスタットと同様の役割です。
03.モーター保護装置2
- » モーター保護装置 «
- » サーマルプロテクター(動作温度:115℃±5℃)
» 11kW以上の中型・大型ポンプに採用
- ミニチュアプロテクターは、巻線中に埋め込んであります。
何らかの原因でコイル温度が最高許容温度に達した場合のみ、スナップアクションバイメタルが動作し、操作盤内に組み込まれた電磁接触器との連携により回路を遮断します。
- 尚、過電流に対しては、盤内にサーマルリレーを取り付ける事で、過電流を感知し、回路を遮断できます。
04.メカニカルシール
- » メカニカルシール(軸封装置) «
- ダブルメカニカル方式、或いはメカニカルシールとオイルシールの組合せ等の機構により、モーター内への浸水を防止しております。
エレポンでは、メカニカルシールに超硬合金よりも硬く、寿命は2倍以上、温度変化に強く、耐蝕性、潤滑性にも優れているSiC(炭化ケイ素)を採用しています。
06.着脱装置
- » 着脱装置 «
- 槽内のポンプを、マンホール蓋を開いてチェーンで上げ下ろしするだけで配管との離脱・接続を自動的に行えるようにしたもので、作業員がピット内に入って配管を着脱する必要が無く、メンテナンスやポンプ交換が簡単に行えます。
11.自動交互運転イメージ(通常)
- » 自動交互運転の仕組み «
- まず、1号ポンプがB水位で起動し、C水位で停止します。停止と同時に1号ポンプ内のステッピング回路が作動、同ポンプへの電流が切れます。
- 自然増水して・・・
- つぎに、2号ポンプがD水位で起動し、E水位で停止します。
- このような動作を繰り返します。
12.自動交互運転イメージ(異常検知)
- » 増水時の同時稼働の仕組み «
- ※1台のポンプの排水能力以上に増水した場合に、異常水位を検知し、2台のポンプが同時稼働します。
- 2号ポンプが稼働しても異常増水でなおも水位が上がる時は、A水位で1号ポンプも稼働し、2台のポンプが同時稼働で水位を下げます。
- 1号ポンプが稼働しても異常増水でなおも水位が上がる時は、D水位で2号ポンプも稼働し、2台のポンプが同時稼働で水位を下げます。
- C水位、E水位までくると、それぞれ停止します。